j2 Global Japan社のeFaxを便利に利用している会社様、個人経営や商店の方も多いのではないでしょうか。当社も2013年頃より採用しておりますので、約8年以上efaxを利用しています。
eFaxには、emailを利用して送信する機能がありますが、最近送信エラーになってしまいました。確認してみると、2021年11月1日よりeFaxのメール送信機能の仕様に変更があったことが分かりました。まったく連絡がなかったので少し驚きましたがクラウドシステムではよくあることですので割り切りましょう。
Goole WorkSpace(Gmailベースのビジネス版)を利用してefaxへ送信した場合、下のようなエラーメールが届いてFAX送信が失敗しました。
エラーメールをよく見ると、相手サーバーからSPFレコードが設定されていないために「なりすましエラーの可能性あり」と判断されて拒否されたことがわかりました。
spfの設定有無は、下のチェックサイトで調べることができました。
https://www.dmarcanalyzer.com/how-to-validate-your-spf-record/
このチェックサイトで確認すると、当然、設定していないのでSPFの定義がないというエラーになりました。(We could not find an SPF Record)
次にe-faxのサイトで変更があったかどうか情報収集をして確認します。すると、2021/11/01よりメールセキュリティが強化されたことがわかりました。
https://www.efax.co.jp/internet-fax-faq
それでは、Goole WorkSpaceを利用している場合のSPFレコードを準備します。GoogleのSPF情報はこちらにありました。
https://support.google.com/a/answer/10684623
必要な情報が揃いましたので、これを該当のDNS設定に登録しましょう。利用しているDNSサーバーによって、入力方法の違いがあるでしょう。ホストやサブドメインの指、TTLが必要な場合もあるかもしれません。
DNSサーバーに登録・反映したら、SPFの場合は新規ドメイン取得などとは違い、基本、即時反映されます。先ほどのSPFチェッカーで再確認すると今度は問題がみつからないという結果になりました。(We did not find problems with your SPF record.)
それでは、早速、再度eFAXへ送信をやり直してみましょう。
送信することができましたので成功となりました。