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【Amazon Connect】発信者に番号をプッシュ入力してもらい、別の電話番号へ転送する

オフィスの電話番号へ外線から着信し、受付音声がながれた後に、お客様に担当者の番号をプッシュしてもらいます。該当する担当者の番号が一致すれば担当部署(担当者)へ転送するというコールフローの実装を検証しました。

まずは、着信後に営業時間内か時間外かを確認します。

営業時間内であれば受付用の音声を流します。

時間内の時に「受付1」の音声を流しました。時間外であれば時間外のメッセージを流せるようにしておきます。

続いて「内線番号の入力」になります。お客様が入力した内線番号を「コンタクト属性の設定」を利用して保持しておきます。

次に、内線番号が3つある場合を想定します。

紫色枠内の2つの内線番号に合致した場合(例えば0500と0501とします。)、存在する内線番号と判定して転送を実行する音声を流します。

赤色枠の内線番号の場合(ここでは内線番号=1000のとき、もしくは該当しないそれ以外番号のとき)は、現在は閉鎖された部署の扱いとして内線番号エラーと判定します。お客様には該当する内線番号がないことをお伝えます。

今回は検証のため、内線番号に該当したらすべて特定の電話番号へ転送できるようにしました。フローを分岐して内線番号ごとに転送できるようにすると、各部署へ転送できるようになります。

この方法は中小企業の5部署程度の転送が目安になるでしょう。それよりも転送先の部署が多い場合は、別の方法でDBや変数により動的に転送先を変更できるよう工夫が必要になるでしょう。

少人数の会社の場合は直接携帯電話へ転送させる方法も可能です。(転送分の料金が追加発生しますから長時間の着信通話は避けたいですね)

電話受付の窓口の有人対応をしている場合は、人件費の負担を軽減する仕組みの候補として考えるのもよいでしょう。

【Amazon Connect】コールセンター電話番号の管理画面

Amazon Connectの電話番号取得後は、チャネル>電話番号 から管理することができます。

電話番号の一覧が表示されます。この画面ではUSの電話番号が表示されました。

新規に電話番号を追加する場合は、「電話番号の取得」ボタンから追加することもできます。

電話番号の管理画面でした。

【Amazon Connect】営業時間の設定(オペレーション時間)

Amazon Connectのコールセンターの営業時間を変更する方法を検証しました。

変更する場合は、フローからオペレーション時間を選択します。

デフォルトのオペレーション時間を変更するか新規追加して、営業時間にあうように変更することができます。

ここでは、タイムゾーンを日本に合わせて、10時~18時になるように修正しました。

修正後は、保存を行えばオペレーション時間の変更は完了です。

実際に電話をかけて、営業時間内・外のフローの挙動を確認することができます。

【Amazon Connect】お客様が入力した番号をプロンプトの自動音声で読み上げる

お客様が入力した番号を、自動音声で読み上げる検証を行いました。

お客様のプッシュ入力する番号を 「int_number」で取得できるように設定しておきます。これには、「コンタクト属性の設定」を利用します。

次に、お客様が入力した番号をお客様へフィードバックするためプロンプト音声を流します。ブロックタイプは「プロンプトの再生」を利用します。

$.Attributes.int_number へおつなぎします。

上記のように設定することで、お客様の入力した番号を音声で流すことができました。

【Amazon Connect】コンタクト属性の設定で、お客様が入力した番号を判定する。

コールフローの中で、お客様が入力した番号を取得するにはコンタクト属性の設定を利用できることを検証した記録です。

ここでは、お客様が入力した番号を int_number  の値に保持するようにしました。

ブロックタイプの詳細設定は下のようになりました。

「手動で設定」を選択しました。

ここで保持した値は、「コンタクト属性を確認する」というブロックタイプで利用することができます。

「コンタクト属性を確認する」では、キーに「保存済の顧客の入力」を選択することで、例えば 顧客が入力した内線番号が「1000」と一致するかどうかを判定することができます。

これで、顧客が入力した番号を判定することができるようになりました。

【Amazon Connect】新規電話番号を取得する

Amazon connect を利用して、コールセンターに新しい電話番号を設定します。

日本の電話番号を取得する場合は、Amazonへ申請が必要です。こちらを参考にする必要があります。

今回は外国(米国 +1)の電話番号をアサインすることにします。日本から動作確認をする場合は、海外電話料金が発生することになるので注意しましょう。

Claim Phone number (電話番号の取得申請請求)に進んでみましょう。

法人でも未申請の場合は日本の電話番号を取得することはできませんが、Amazonへ未申請の状態でも、米国の電話番号を取得することはできます。

受信、発信の両方が可能が番号を新規インスタンスに割り当てることに成功しました。

【Amazon Connect】新規インスタンスを作成してコールセンターを立ち上げる(番号取得前の準備)

※日本の電話番号を利用する場合は、Amazonへ申請が必要です。

今回は外国の電話番号を利用してコールセンターの立ち上げを行いましたのでステップの概要となります。

  1. IDを設定
  2. 管理者を追加
  3. テレフォニーを設定
  4. データストレージを追加
  5. 確認して作成

これで電話番号を取得することでコールセンターは立ち上がりますが(料金が発生します)、コールフローなども整備していく必要があります。

ステップ1、ステップ2:IDを設定します。ユーザ作成は、Amazon Connect内部としました。管理者を作成し、アクセスURLを考えて決定します。

Step3:テレフォニーを設定

着信と発信の許可を決定します。今回は発信もできるように着信・発信の両方を許可しました。

Step4:コールセンターのログの保存先を決定します。デフォルトで設定しました。またコールフローの中でEmailを送信したい場合はここで「Enable Email」をチェックしましょう。

Step5:入力した内容の確認

入力内容の確認画面となりますので、確認後に「インスタンスの作成」から進みましょう。

コールセンターが作成されるのを待ちましょう。

正常に作成されました!

コールセンターインスタンスは用意できましたので、このインスタンスを利用して電話番号やコールフローの中身を続いて用意していくことになります。

【Amazon Connect】日本の電話番号が取得できない。

Amazon Connect を利用して、以前は外国のリージョンに切り替えれば、050から始まる番号を取得できました。(少なくとも2019年頃は050番号を取得できていました。)

電話番号を追加することを検討し、現在の状況を確認したところ追加取得できません。050の番号候補が表示されなくなっているため、ルールが厳しくなったようです。外国のリージョンに切り替えて050の番号を取得しようとしても、番号の候補にでてこなくなってしまったようです。※外国の番号であれば取得できるようです。

例:+1(米国)の番号を取得する場合

それでは、日本リージョンを利用して番号を現在も取得することができるのか確認しました。

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/connect/latest/adminguide/connect-tokyo-region.html

「事業用の電話番号のみ登録できます。個人用の電話番号は登録できません。」という記載がドキュメントにあります。

アジアパシフィック (東京) リージョンでは下記のプレフィクスが許可されるようです。

  • 直通ダイヤル (DID) 番号 – DID 番号はローカル番号とも呼ばれます。
    • 050 プレフィックス番号。
    • 03 東京の番号を表すプレフィックス 現時点では、Amazon Connect は日本の他の都市の電話番号を提供していません。
  • 通話料無料番号
    • 0120 プレフィックス番号。
    • 0800 プレフィックス番号。

日本の電話番号を注文するには、Amazonへ申請が必要になるようです。申請は法人である必要があるそうです。

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/connect/latest/adminguide/phone-number-requirements.html

現地の電話番号が必要な場合(03または050のとき)は、企業は次の 3 つのドキュメントをAmazonへ提供する必要があります。

1.会社登録書類 (過去 6 か月以内に発行されたもの)。このドキュメントには、以下が示されている必要があります。

会社住所は、リクエストされたエリアコードに対応する市区町村です。ビジネスの認定代理人。

2.事業者の認定代理人の個人 ID またはパスポートのコピー

その人物は、会社登録書類に登録されていなければなりません。有効な個人 ID となるのは、政府発行の ID またはパスポートです。

3.ビジネスの住所の証明 (過去 6 か月以内に発行されたもの)。

有効な住所証明には、第三者発行の銀行取引明細書、光熱費請求書、政府発行書類、または政府発行の ID、パスポート、事業者登録証など、提出した住所が記載された ID が含まれます。

これらのドキュメントのコピーは、単一の zip ファイルに作成する必要があります。

現地番号が必要な場合は申請に必要な証明書類は3つ。

通話料無料のフリーダイヤル番号が必要な場合は、書類が2つになるようです。

【Amazon Connect】サービスにリンクされたロールが必要です。

Amazon Connectのアカウントの【概要】をひらいたところ、「サービスにリンクされたロールを有効にする必要があります」と表示されました。2019年頃に検証のため利用しましたが、当時は特に影響なかったようでロールを作成していませんでした。

今回はAmazonの下のヘルプドキュメントを確認して対応してみましょう。

https://docs.aws.amazon.com/connect/latest/adminguide/connect-slr.html#migrate-slr

2018年10月以前に作成した場合は、サービスリンクロールのセットアップが行われていないという説明のようですね。

アカウントからサービスリンクロールを作成するように説明がありました。

Use service-linked roles and role permissions for Amazon Connect

「サービスにリンクされたロールを作成します」というボタンから作成に進みます。

作成に成功するとメッセージが表示されます。