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【Amazon Connect】日本の電話番号が取得できない。

Amazon Connect を利用して、以前は外国のリージョンに切り替えれば、050から始まる番号を取得できました。(少なくとも2019年頃は050番号を取得できていました。)

電話番号を追加することを検討し、現在の状況を確認したところ追加取得できません。050の番号候補が表示されなくなっているため、ルールが厳しくなったようです。外国のリージョンに切り替えて050の番号を取得しようとしても、番号の候補にでてこなくなってしまったようです。※外国の番号であれば取得できるようです。

例:+1(米国)の番号を取得する場合

それでは、日本リージョンを利用して番号を現在も取得することができるのか確認しました。

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/connect/latest/adminguide/connect-tokyo-region.html

「事業用の電話番号のみ登録できます。個人用の電話番号は登録できません。」という記載がドキュメントにあります。

アジアパシフィック (東京) リージョンでは下記のプレフィクスが許可されるようです。

  • 直通ダイヤル (DID) 番号 – DID 番号はローカル番号とも呼ばれます。
    • 050 プレフィックス番号。
    • 03 東京の番号を表すプレフィックス 現時点では、Amazon Connect は日本の他の都市の電話番号を提供していません。
  • 通話料無料番号
    • 0120 プレフィックス番号。
    • 0800 プレフィックス番号。

日本の電話番号を注文するには、Amazonへ申請が必要になるようです。申請は法人である必要があるそうです。

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/connect/latest/adminguide/phone-number-requirements.html

現地の電話番号が必要な場合(03または050のとき)は、企業は次の 3 つのドキュメントをAmazonへ提供する必要があります。

1.会社登録書類 (過去 6 か月以内に発行されたもの)。このドキュメントには、以下が示されている必要があります。

会社住所は、リクエストされたエリアコードに対応する市区町村です。ビジネスの認定代理人。

2.事業者の認定代理人の個人 ID またはパスポートのコピー

その人物は、会社登録書類に登録されていなければなりません。有効な個人 ID となるのは、政府発行の ID またはパスポートです。

3.ビジネスの住所の証明 (過去 6 か月以内に発行されたもの)。

有効な住所証明には、第三者発行の銀行取引明細書、光熱費請求書、政府発行書類、または政府発行の ID、パスポート、事業者登録証など、提出した住所が記載された ID が含まれます。

これらのドキュメントのコピーは、単一の zip ファイルに作成する必要があります。

現地番号が必要な場合は申請に必要な証明書類は3つ。

通話料無料のフリーダイヤル番号が必要な場合は、書類が2つになるようです。

【Amazon Connect】サービスにリンクされたロールが必要です。

Amazon Connectのアカウントの【概要】をひらいたところ、「サービスにリンクされたロールを有効にする必要があります」と表示されました。2019年頃に検証のため利用しましたが、当時は特に影響なかったようでロールを作成していませんでした。

今回はAmazonの下のヘルプドキュメントを確認して対応してみましょう。

https://docs.aws.amazon.com/connect/latest/adminguide/connect-slr.html#migrate-slr

2018年10月以前に作成した場合は、サービスリンクロールのセットアップが行われていないという説明のようですね。

アカウントからサービスリンクロールを作成するように説明がありました。

Use service-linked roles and role permissions for Amazon Connect

「サービスにリンクされたロールを作成します」というボタンから作成に進みます。

作成に成功するとメッセージが表示されます。

【テザリング】iPhoneのWifiテザリングと USB-Lightningケーブルを利用したテザリングはどちらが早いのか。

iPhoneを利用してテザリングをする場合は、インターネット共有の機能を利用しますが、2つの方法があります。

①WIFI経由でテザリングする方法

②USB-Lightningケーブルを利用する方法

①のWifiを利用する方法は手軽な反面、WIFIを経由しますから「電波が空中を通過する」のでセキュリティが心配である点とバッテリーの消耗スピードも気になります。

②の方法はパソコンとiPhoneを接続するためのLightningケーブルが必要になりますが、電波が空中を通過せずに目視できる有線ケーブルを通過するだけですので①よりはセキュリティも高く安心できそうです。また充電しながらテザリングができますのでバッテリーは気にせずに済みます。

今回は、①WIFIと②Lightningケーブルのテザリングはどちらが速いのか確認してみました。

調査環境:

測定場所:埼玉県志木市(しき駅周辺の鉄筋ビル6階)、同じフロアには15名ぐらい。また、ビル内外には携帯を持参している方や駅周辺の道路に通行人がいますので一般的なオフィスビルの環境だと考えてよいと思います。ノートPC側でソフトウェアによるVPN接続を行いますので、その分PCとネットワークに負荷・遅延は発生します。

測定機器:iPhone12ProMax × ahamo(ドコモ系のSIM)

測定時間帯:平日夕方 17:00時台

パソコン環境: LG gramシリーズ Windows メモリ:32GB、プロセッサ:Intel  i7 12thGen

パソコンのVPN:VPN接続あり

測定結果:

②のUSB-Lightningケーブルによるテザリングの方が下りは1.5倍、上りは2倍程度早くなりました。

下りのぼり
①Wifiテザリング9.98 MBps1.28 MBps
②有線テザリング14.3 MBps2.32 MBps
速度差4.32 Mbps1.04 Mbps

①WIFI経由でテザリングする方法

②テザリング(USB-Lightning接続)

調査して気づいたこと点としては、②の有線ケーブルを利用したテザリングの方が速度は速いのですが、離席する場合にスマホをケーブルから外す必要があります。この場合、インターネットが切断されますので、インターネットが必要な作業中のものが全て接続エラーになりますので注意が必要です。

(WordPress) ファイルアップロードの上限引き上げ

WordPressのメディアのファイルアップロード上限が標準の2MBになっていたため、引き上げることにしました。

WEBサーバによって設定が反映される、反映されないことがあるようです。動作できた方法を記録しておきます。

・「 .htaccess 」ファイルによる制限解除を狙ったのですが、当方が利用しているサーバではエラーとなってしまいましたので中止しました。

そこでWordpressをインストールしている上のトップ階層にphp.ini ファイルを設置するという方法を行いました。

[PHP]
memory_limit = 8M
post_max_size = 8M
upload_max_filesize = 8M
[/PHP]

こちらを試しましたが、Internalエラーが発生することが分かったため、memory_limit = 8M を削除して再度アップロードすると上限引き上げに成功いたしました。


下記が今回動作できた php.ini ファイルです。

[PHP]
post_max_size = 8M
upload_max_filesize = 8M
[/PHP]

post_max_size = 8M を外して upload_max_filesize = 8M のみにした場合を試しましたが、サイトヘルスに警告が表示されましたので、セットで記述した方がよいようです。

php.ini をサーバへアップしました。例えばXサーバ社が推奨するパーミッションは、.htaccessファイルは 644 ですので近いパーミッションで良いようです。所有者以外の読み取り防止を行う場合は、600 を試してもよいのかもしれません。

※試していませんが、「.user.ini」ファイルを設置する方法もあるようです

php.iniを配置後、Wordpressを更新するとすぐにアップロードサイズの上限が2MB→8MBへ変更になりました。

最大アップロードサイズを変更することができました!

※ memory_limit = 8M については、サーバー側の設定を上書きしないようにしたかったので今回は見送りました。

(WordPress)「サイトに重大なエラーがありました。」と表示された場合の調査を行いました。

今回は、WordPressのメンテナンス作業としてプラグインを更新した直後にエラーが表示されたため、解決した方法をメモに残しました。

まず、Plug-In を更新したときにエラーが発生しましたので、とにかくプラグインが怪しいと考えます。

まずは、plugins フォルダを plugins__ のようにフォルダ名を変更してみました。

Plugins フォルダがWordpressから見つからない状態になりますが、この操作だけでWordPress は 「サイトに重大なエラーがありました。」 という表示がなくなり、プラグイン無しの状態で動作するようになりました。確実にプラグインの影響です。

そのあとも各Pluginごとに、正しいフォルダに戻すという作業を行った結果、「Search Regex」というプラグインがエラーになっているということを突き止めました。

「Search Regex」は日本語のSSH化を行う際に導入した検索強化のプラグインですが、今後は不要と考えて削除しました。

Pluginsフォルダの名称をもとに戻すと復旧することができました。

復旧後はバックアップを取得しておきましょう!

【Salesfoce】県名と県のコード登録 (国、州コードの設定)

国、州コードの設定

State and Country/Territory Picklists

国、州コードの設定

管理画面からState and Country/Territory Picklists を選択します。

国、州コードの設定

Classicモードで設定が必要な場合は、Classicモードへ移動します。

国、州コードの設定
State and Country/Territory Picklists の設定画面になります

1.Configure States, Countries, and Territories 

State and Country/Territory Picklists

USがデフォルト設定、表示されています。

国、州コードの設定

ここで日本(Japan)に変更してみますと、情報は残念ながら空です。日本の県名、県コードは手動で登録が必要になります。

国、州コードの設定

2.Scan for Affected Data and Customizations

Salesforceからデフォルトのコードをスキャンする機能がありますので、初回だけ実行しておきましょう。

※残念ですが、日本の県名はスキャンしてもセットされません。

国、州コードの設定

結局、日本の県コードは手動でセットすることになります。

国、州コードの設定

北海道を登録する例です。

State Codeについては、国土交通省の県名コードを利用することで標準的な体系に沿うことができます。下にコード一覧を記載しておきます。

国土交通省 都道府県コード 〈 ファイル名称:PrefCode 〉

https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/codelist/PrefCd.html

コード対応する内容コード対応する内容
01北海道25滋賀県
02青森県26京都府
03岩手県27大阪府
04宮城県28兵庫県
05秋田県29奈良県
06山形県30和歌山県
07福島県31鳥取県
08茨城県32島根県
09栃木県33岡山県
10群馬県34広島県
11埼玉県35山口県
12千葉県36徳島県
13東京都37香川県
14神奈川県38愛媛県
15新潟県39高知県
16富山県40福岡県
17石川県41佐賀県
18福井県42長崎県
19山梨県43熊本県
20長野県44大分県
21岐阜県45宮崎県
22静岡県46鹿児島県
23愛知県47沖縄県
24三重県  

残念ながら、変更セットでは本番移行できませんので基本的には手動で本番移行が必要になります!

(WordPress)便利なプラグイン

WordPress導入で便利なプラグインを整理しておきましょう。

SiteGuard WP Pluginセキュリティ
All-in-One WP Migrationバックアップツール
Really Simple SSLSSL導入ツール
Contact Form 7問い合わせフォーム
Post Views Counter記事ごとのアクセスカウンタ記録

All-in-One WP Migration は、バックアップを簡単に取得できるツールです。バージョンアップ前後に取得しておくと役にたちそうです。

(Salesforce)コミュニティサイト(外部公開サイト)の添付ファイルとファイル

今回は、Salesforceのデジタルエクスペリエンスを利用してコミュニティサイトを構築するときに、添付ファイルとファイルについて調べたので記録を残しておきたいと思います。

コミュニティサイトの外部ユーザからファイルをアップロードするシーンに対応します。

(1)Salesforce Classiの従来から利用できる「メモ&添付ファイル」

(2)Lightningでよく利用される「ファイル」

なお、上記の2つに加えて、内部ユーザ(Salesforceライセンスユーザ)は「コンテンツ配信」という方法で外部ユーザに対してファイルを公開・配信するという別の方法もあります。

今後は、「ファイル」に徐々に移行されるようですが「添付ファイル」も現在もよく利用しています。

それでは、(1)の設定方法です。

(1)Salesforce Classiの従来から利用できる「メモ&添付ファイル」

・コミュニティユーザ用のページレイアウトに関連リスト「attachment」を追加しておきます。

・システム管理者の機能設定にある「デジタルエクスペリエンス」の「設定」から、「カスタマーユーザがメモと添付ファイルにアクセスできるようにする」というオプションにチェックを入れます。

今回は、この2点で「添付ファイル」利用できるようになりましたが、環境によってはさらに権限付与が必要になるかもしれません。注意としては、内部ユーザは「メモ&添付ファイル」機能の「メモ」も利用できましたが外部ユーザが利用するコミュニティ側では「メモ」の機能は解放されませんでした。

(2)Lightningでよく利用される「ファイル」

次に「ファイル」を利用する方法です。

・コミュニティユーザ用のページレイアウトに関連リスト「attachment」を追加しておきます。これは同様です。

・デジタルエクスペリエンスのサイトごとの「管理」の「詳細」設定にある「公開 Chatter API 要求へのアクセス権をゲストユーザに付与」をチェックします。

・続いて、Salesforce Files Settings にある 「Allow site guest users to upload files」の設定にチェックをいれます。コミュニティサイトのデフォルト公開になる点に注意し、ファイルサイズ制限をかけた方がよいようです。

ここまで出来たら、内部ユーザがファイルをFilesにアップロードして、レコードごとに「顧客アクセス」設定を有効に変更することで外部のコミュニティユーザからもファイル表示・ダウンロードが可能になります

※参考 レコードのファイルを顧客に表示

https://help.salesforce.com/s/articleView?id=sf.networks_files_on_records_visible_to_customers.htm&type=5